老辺餃子館


うまい餃子が食いたかった。


東京オタク界で最も有名であろうこの店。


老辺餃子館。


そう、新宿南口とらのあな新宿店のあるビル3階の餃子料理屋。


実は餃子グルメのカテゴリだとかなりの有名店で、歴史も古くて味もいいらしいとのこと。


季節が合えば上海ガニも食えます。


ナイス中華。


って完璧にレストランなんじゃないのか?


高い食事には税金がかかるってマジ?


予約って要らないの?


まさかノーネクタイは門前払いっ・・・!


などと無駄な心配をしながら入店。


輪廻仲間のヤハクさんも一緒でした。


イラッシャイマセー。


はぁ、従業員の大半は中国の方なんですか・・・内装はさすがに綺麗。


しかし思ってたよりはカジュアルな雰囲気、フツーの家族連れや女連れがいるね。


などと会話しながらメニューを見・・・うはぁ、中華だ本物だ!一皿で時給が飛ぶイメージ?


じゃ、じゃあこのオトクなコース料理(3200円)を2人前と、水餃子(1850円)を下さい。


目かマジになるボクたち。


4000円超える食事を自腹でってのは初めてかもしれない。


リセのボックスのが高いし。


トレカ屋の入り口の方が数段入りにくい雰囲気なのに。


飯についてはこの程度。


俺ってつくづくオタクだなぁ。





さて、料理です。


前菜、海老料理、野菜料理、蒸し餃子8個、アンニン豆腐がコース。


それに単品、水餃子。


ここは元々は水餃子の店だったらしいのもあってか、かなり気合いの入った鍋で出てきた。


食卓に上がって五分程度で食えるらしい。


食う。


・・・うまい。


間違い無く旨いのであるが、亜鉛不足、味覚破壊の自分が信じられない。


そんなに沢山比較対象物食った事もねーし。


ただ、ちゃんと肉汁だらだらで、皮の中に味付けが施してある丁寧な作り。


見た目にも豊かだし、日本人向けのアレンジも研究してるっぽい。


ここを超える餃子はなかなか食えないだろうとは思う。


ただ、ジャンクフード世代の僕らには味付けが薄い、でヤハクさんと意見が一致。


自分達の舌の貧しさを再認識しつつデザートのアンニン豆腐を食う。


なんだこりゃ!?


めちゃめちゃ旨い!


しっかりとした弾力と、コクを感じさせる重量感、ちゃんとアンニンの味がしてる。


濃すぎて噛めるよこれ!


やべぇ、下手にコンビニなんかで食ったことがあるだけに凄さが伝わるわ。


定価380円のデザートが最もカルチャーショックだった。


悲しい夢。